真ふく大吟醸粕漬け

高級食材として流通し、食べ方も固定化しつつあるフグを、もっと手軽に味わってもらうために考案されたのが「真ふく大吟醸粕（かす）漬け」だ。生まれたのはフグの本場である山口・下関。日本酒の製造過程でできる酒かすとみそを使った、手頃に購入できる新しいフグ料理である。価格の秘密はフグの種類。トラフグより安価な下関産のマフグを使用。漬け込むかす床も地元産にこだわる。下関にある創業170年という老舗醸造元「赤間醸造」の無添加の米みそに、山口を代表する大吟醸酒「五橋」の酒かすをバランスよく混ぜてつくられている。マフグの身はふっくらとしてやわらかく、酒かす独特の風味と甘みもしっかりと感じられる。フグの本場から届く、日々の食卓を彩る新しいフグ料理だ。