2024年 受賞
富山県プレート
株式会社竹中銅器(富山県)
富山県プレートは、「富山湾鮨」用の盛り皿として株式会社竹中銅器が開発しました。富山湾鮨とは、ネタの全てが富山湾の新鮮な海の幸で構成されており、「富山に来た方だけが堪能できる鮨」のことを指します。「寿司といえば、富山」を掲げる富山県のブランディングプロジェクトの一環です。このプレートは、富山県の形をしたアルミ鋳物で、伝統工芸高岡銅器の鋳造技術が活かされています。鮨が10貫盛り付けられる大きさで、鮨の他にも富山の山の幸や銘菓など様々なおもてなしにご使用いただけます。株式会社竹中銅器は1927年に高岡銅器の加工店として創業し、90年以上に渡り伝統工芸高岡銅器の製品作りに従事してきました。現在はファブレス企業として、熟練の職人・技術者との連携を基にお客様のニーズに合わせたモノづくりチームをコーディネイトし、質が高く魅力的な商品の提供を目指しています。富山県を訪れる多くの方々は「魚の美味しい県」というイメージを持ち、「富山湾鮨」のおもてなしは非常に喜ばれます。その富山湾鮨をより一層引き立てるため、器の形状を富山県の形にしました。砂型鋳造という製法上、富山県の形をデフォルメし滑らかな輪郭線にする方が効率的ですが、県外の方に富山県の形と理解してもらうため、可能な限り県境の輪郭を正確に表現しました。地図上、富山湾は富山県の北側に位置しており、この器に寿司を盛り付けると、北アルプスから富山湾〜日本海を俯瞰するような形で楽しむことができます。器を地図として活用し、訪れた場所やこれからの旅程について語らいながら、富山の旅を満喫していただければ幸いです。
株式会社竹中銅器(富山県高岡市)
2024年 受賞
ジャンル:生活雑貨・日用品
ジャンル:生活雑貨・日用品