HARI

〈HARI〉は、森の中で木漏れ日を浴びる体験から着想されたパーソナルチェアです。木造建築の梁のような太い支柱に4本の脚を差し込むプリミティブなフレーム構造により、軽量で優れた可搬性を実現しています。「Made in the Neighborhood（隣人による生産）」をテーマに、静岡県浜松市近隣に限定された8社による優れた素材・加工・製造（天竜ヒノキ／遠州織物／他）により生産され、オリジナリティのある佇まいとリラックスできる着座姿勢が特徴です。
チーム木工は、木製家具の企画販売を行う創生商事株式会社とデザインスタジオUOが浜松を拠点に展開する木工プロジェクトで、地元の文化・素材・技術や、暮らしの実感を解釈し直し、現代の暮らしに必要な新しい価値観を製品を通じて提案していきます。私たちが実際に天竜美林の森を訪れた際、木漏れ日を浴びた気持ち良い経験がきっかけとなり、HARIは開発されました。
5年にわたる試行錯誤の末、優れた素材・技術をローカルネットワークで結集させ、サステナブルなプロセスで製品化しました。総重量7.9kgと軽量で、誰でも簡単に工具なしで組立・分解が可能。ヘッドレストの高さ位置の調整や腰をサポートする立体的なシート構造で長時間座っても疲れにくく、オットマンに足を乗せてリラックスできる設計です。また、組立式の構造は梱包サイズを縮小し、物流コストの低減や持ち運びの負担も軽減します。針葉樹向けの硬度と美観性に優れた塗装技術を採用し、ヒノキ材の美しい木目の表情を引き出しながらも、長期間の使用に耐えられる耐久性も確保しています。
アウトドア・インドアを問わず使用可能で、リビングテラスでの使用はもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンでもご使用いただけます。「ローカル×組立×高品質なパーソナルチェア」として、インテリアだけでなくアウトドア市場においても新たな付加価値をもたらします。