ねこけし

「ねこけし」は、加藤木工によって伝統工芸品の魅力と日本産木材の素晴らしさを伝えるために開発された、ネコ型のこけしです。サイズとフォルムにこだわり、一つ一つ手作業で描かれる細やかな表情が特徴です。使用されている桧は、そのほのかな芳香で知られ、鎮静化の効果があるためリラックス効果を提供します。加藤木工は山形県酒田市で約80年続く木工所であり、かつて北前船の寄港地として栄えた酒田市の歴史を背景に持ちます。同社は4代にわたり、金属製の釘を使わずに木板材を組み合わせる指物技術を継承し、この技術で製作された船簞笥（ふなだんす）は、美術品としても高く評価されています。しかし、生活スタイルの変化による日本家屋や箪笥の需要の減少、製作できる職人の減少、木材需要の低下に危機感を抱き、加藤木工は伝統工芸品と日本産木材の素晴らしさを広く知らしめるため「ねこけし」の開発に着手しました。この商品は、最先端の3次元設計技術と、4代にわたる木工技術を継承する職人家系の手によって形成されています。また、使用される木材は、住宅用建材としての利用が減少し廃棄される可能性があった桧をアップサイクルすることで、環境にも配慮しています。桧の香りが心地よい「ねこけし」は、玄関先やリビング、デスクの上など、お部屋のインテリアとしても最適です。手のひらサイズでどこにでも飾ることができ、桧の芳香によるリラックス効果と共に、その愛らしい表情や味わい深い風合いを楽しむことができます。日本の文化と縁のあるアイテムとして、ご自宅用や贈り物にもぴったりです。