旅するワイン・マデイラの金平糖（1973年BOAL）

「大阪糖菓株式会社」は、ユニークで種類豊富な金平糖の製造・販売や企業ミュージアム「コンペウトウミュージアム」の運営を行う、国内でも数少ない金平糖専門メーカーです。関西を拠点とし、金平糖の歴史や文化を伝えるべく様々な取り組みを続ける企業が、故郷を同じくする金平糖とワインを融合させた商品を作りました。それがこちらの、「旅するワイン・マデイラの金平糖（1973年BOAL）」です。日本における金平糖の歴史は、16～17世紀頃にポルトガルからもたらされた「南蛮菓子」の1つ、「コンフェイト」が始まり。1569（永録12）年、渡来した宣教師を通じて織田信長に献上された品であったという逸話でも知られています。そんな金平糖と組み合わせるのは、同じくポルトガルのマデイラ諸島で造られる酒精強化ワイン「マデイラワイン」。酒精強化ワインとは、醸造工程中にアルコールを添加することで、コクと保存性を高めたワインのことです。とりわけ長い寿命と独特の香ばしい風味を特長とするマデイラワインは、スペインのシェリー酒や同じくポルトガルのポートワインと並び、世界三大酒精強化ワインとして数えられています。その中でも、今回は芳酵な香りに均整の取れた酸味と甘みを持つブドウ品種「ブアル（Boal）」を原料とする、1973年のマデイラワインを使用。悠久の時を旅してきたワインの贅沢な風味を、長い歴史を持つ金平糖にまとわせました。自分へのご褒美や特別な日の贈り物にもぴったりな、大人のための金平糖です。