紙ダル

「紙ダル」は、独自の加工技術を駆使して開発したサステナブルな紙製の器です。 私たちは、100年の歴史を持つ紙器メーカーで、紙へのこだわりと環境問題への配慮をした商品開発を進めており、独自のカール加工技術や合紙技術などを用いて高い強度を持つ特殊製法を開発しました。2枚の紙を貼り合わせて端部をカールするこの特殊製法は、300kgの荷重にも耐えることができ、まるで木樽（きだる）のような強度を兼ね備えていることから「紙ダル（紙製の樽）」と名付けました。NHKのテレビ番組による実証実験では900kgの荷重にも耐えました。和洋問わず、用途やシチュエーションによって適したデザインと大きさを選べるラインアップを揃え、日本だけでなく海外への展開も視野に入れた製造を行っています。近年では、紙と紙の継ぎ目を目立たせない繊細な加工技術によるデザインのスタイリッシュさが評価され、五つ星ホテルなどでも採用されています。 「重箱」は、料理を詰める箱型のふた付き容器で、“ハレ”の日に用いる日本の伝統的な容器ですが、時代の流れとともに、お正月などの特別な機会にしか使わなくなりつつあります。私たちは、紙製にすることで、手軽に使えて軽く、リサイクル可能となり、使い勝手が向上すると考え、紙製の重箱として「祝い重」を商品化しました。紙製ですが、料理を盛りつける中敷きは耐水性があり、汁がもれる心配もなく、使用後に軽く水拭きしてリユースすることができます。