HASSAKU PEEL

瀬戸内海に浮かぶ広島県尾道市の因島産のハッサク（八朔）の皮を砂糖漬けにしたお菓子です。
瀬戸内海の8つの島々を結ぶ橋「瀬戸内しまなみ海道」沿いにある因島は、ハッサク発祥の地であり、瀬戸内海ならではの穏やかな海風と恵まれた温暖な気候から、因島産のはっさくは、厚皮ながらも上品な甘さと独特のほろ苦さが特長と言われています。ハッサクの果実を使用した「はっさく大福」は、因島名物として高い人気を博す一方で、製造過程で出る皮の活用方法が課題でした。私たちは、ハッサクの皮を活用し「因島の香り」と甘酸っぱさを楽しめるスイーツとして贈答用に仕上げました。柑橘類の中でもハッサクの果皮の成分は健康や老化防止に効果があると言われ、特に果皮に多く含まれる香り成分の「オーラプテン」は、他の柑橘と比較しても含有率が多く、この成分は抗炎症作用や脂質代謝改善、認知症改善効果などが期待できます。
瀬戸内エリア特有の「自然（島や内海）」、「食」、「歴史」といった資産や背景に基づき、創意工夫がなされた商品を認定する「瀬戸内ブランド」にも登録された「HASSAKU PEEL」は、因島の新たな名物として認知拡大を目指しています。