手造り水牛眼鏡枠

水牛眼鏡枠は西インド原産の家畜として飼われ寿命死した水牛の角を使って製作した眼鏡フレームです。弊社は外注に頼らず、無駄な生産はしない小ロット生産で手造りを軸に製造している国内でも数少ない江戸前技術の眼鏡枠職人です。その工程は280にも及び、最小限の機械を使って一人ひとりに向き合った眼鏡造りを心がけています。その技術を使い、ホーンの生地の目を見てフレームに相応しい場所を決め、1枚の板から削りだしで製作しています。国内で水牛眼鏡枠を作れる場所は数少なく、その中でも弊社はホーンを曲げる技術を得意としています。本来であれば曲げる事が困難な為、蝶番部分にはバネが仕込まれている物を使いますが、この商品は通常プラスチック枠でも使われる蝶番を使い、耳に掛ける腕の部分（テンプル）に特殊な熱処理を施す事で弾力性のあるテンプルを造る事が出来るようになりました。顔に沿うように曲げる技術は数少なくホーンフレームでは珍しい仕様です。一人ひとり頭の形が違う為、アールを強めたり弱めたりする事も可能。世代を超えて愛用出来るよう、長期間保存する際はお櫃としても知られる保湿力のある「曲げわっぱ」に入れて保管します。