石川県金沢市の兼六園の下で約130年間続く和菓子の老舗「中島」が、伝統を受け継ぎながらも新しい時代に向けて発想を一新して開発した和菓子。もともと銘菓として知られていた「加陽金府おぼろ月」がベースだが、豊富な味の種類に合わせて生地もカラフルに色づけ、パッケージも一新。和の趣を残しつつもシンプルでモダンなデザインに変更した。
昔なじみの客に反発されるのでは、という老舗ならではの悩みもあったが、いざやってみると好評。さらに、北陸新幹線の開通以降増えたという外国人観光客にも、日本土産として人気が高い。