最後の一滴

最後の一滴は、新潟県糸魚川市の川に産卵のために帰ってくる鮭の有効利用を目的に、2013年に新潟県立海洋高等学校で開発された鮭の魚醤です。鮭を丸ごと醤油麹で仕込んで発酵させることで、魚醤独特の生臭さを抑えて鮭の旨味を凝縮させることができました。料理の味付けに一匙加えるだけで、鮭の旨味と香り、コクを付与し、素材の美味しさを引き立てます。特に、オイルパスタやチャーハン、野菜炒め、スープ、刺し身醤油等に利用すると、いつもよりワングレードアップした料理が楽しめます。2020年11月には、卓上でも気軽に使えるように、塩分を抑えて甘味を加えた甘口タイプもリリースしました。
現在、開発当時高校生を指導していた教諭が起業。自社で製造販売をして、糸魚川市内河川でのサケの捕獲・人工授精・稚魚放流にも取り組んでいます。貴重な水産資源を管理をしながら持続可能な食品産業モデルを構築することを目指しています。