ヴィンテージ冷茶グラス

沖縄の伝統的なお酒である泡盛の廃瓶を原料にして、琉球ガラスの伝統的な手法で作った冷茶のためのグラスです。清涼感が映えるグラスは、冷茶だけでなく小鉢やぐい呑みなどにも使うことができます。再生ガラス特有の一風変わった琉球ガラスは、沖縄県の伝統工芸品にも認定され、注目や知名度が高まっています。
「ヴィンテージ」シリーズは廃瓶の可能性を最大限に引き出し、琉球ガラス作家の独創的な感性から生まれた「琉球ガラス工房 glass32」の定番商品です。特徴は柔らかなフォルムと、口元を縁取る具志堅ブラックです。グラスのアクセントになる具志堅ブラックは当工房が編み出した再生ガラスの一種です。「ヴィンテージ」というシリーズ名は、具志堅ブラックができるまでの長い月日に由来します。
わたしたちは「使いやすく、シンプルで飾らないものづくり」を心がけています。たとえば、なめらかな口当たりにするため、縁の無駄な厚みを削ぎ、くびれの角度を熟考して手から滑り落ちないようにしました。さらに、手に収まりのいいフィット感があり、女性や子供にも扱いやすいグラスです。
琉球ガラスの歴史は、物資の少ない戦後に米軍基地から出たコーラやビールの廃瓶を活用したことに始まりました。モノにあふれた今の時代だからこそ、琉球ガラスを通して、再生ガラスの歴史にも触れていただきたいと思います。