珈琲碗「時しらせ」

有田焼は、400年前にヨーロッパの王侯貴族や愛好家たちがその価値を認め、コレクションした工芸美術品。日本の至宝・有田焼の伝統を守り続ける窯元がお届けするコーヒーカップです。「春・夏・秋・冬・慶」の5つをテーマに、日本の四季折々の草花や縁起のよいモチーフを、伝統の技法で一筆一筆描いた逸品を21種類ご用意しました。
シリーズ名の「時しらせ」は、日本の中世期の歌集「新古今和歌集」にさかのぼる言葉です。カップを手にとるたびに日本の四季やもてなしの心を楽しむことができ、その季節や慶びの瞬間を教えてくれる。使う人の「時」に寄り添い、彩りを加える。そのような意味を持たせて名づけました。
伝統工芸士・江口天童と陶画絵師・中村一代が金やプラチナの絵具をふんだんに使い、有田焼の染付きや赤絵・金彩の技法を用いて描きました。形状にもこだわり、カップの縁はゆるやかなカーブを描いており、口当たりがよく飲みやすい形です。持ち上げた際に手になじむ設計にも配慮しました。
丁寧に絵付けし焼き上げられた四季折々の花や景色は何十年経過しても色鮮やかなままです。日々の一瞬一瞬を絢爛豪華に彩る極上のコーヒーカップで極上のひとときをお過ごしください。