木のストロー

間伐材を厚さ0.15㎜にスライスしたものを原料とし、木のストローを制作しております。近年は、災害による土砂崩れにより、被害が甚大化していますが、その一つの要因に、適時適切な森林管理が行われていないことが挙げられています。間伐材は細く未成熟材のため主伐材よりも用途が限られることや、安価な輸入木材が多く出回ることによって需要が激減しています。全国の間伐材を含む国産材を活用した「木のストロー」を広めることで、間伐材の活用促進や災害防止などの持続的な森林経営の一助となればと考えております。また、世界的環境問題となっている廃プラ問題にも貢献するアイテムであると考えています。また、原料であるスライス材を薄く削るという発想は、日本の「カンナ削り」という職人技から着想を得ており、日本ならではの発想、技術となります。１本の木のストローを通して、日本の技術、森林保全や海洋保全の促進につなげ、身近なストローというアイテムから環境について考えるきっかけにしていただければ幸いです。