一二三庵日本料理教室
一二三庵日本料理教室 (東京都)



旬の食材を中心とした献立
端午や七夕といった節句ごとの旬の食材を中心に献立を組み立てるのが一二三庵の流儀。夏 の野菜は体の熱を冷ますなど、旬の食材を用いることは先人の知恵の結晶であることが分かる。



和気あいあいとした実習
「和食文化の担い手」と聞くと身構えてしまうが、料理を楽しむことを大切にしているので実習は和気あいあいとした雰囲気。食後の甘味の時間には、年中行事の歴史や知識なども伝える。



調理のデモンストレーション
生徒が行うのは、調理の下ごしらえまで。実際の調理は一二三庵店主であり、代表講師でもある粟飯原崇光氏らが担当。海外のガイドブックでも評価されるその腕前を間近で見学できる。



見た目麗しい盛り付け
美しい盛り付けも、和食が文化として世界に認められる理由の一つ。食卓を華やかにする盛り付け方や和食器の使い方、そして季節ごとの演出方法など、和食での「おもてなし」を学ぶことができる。
Value
一二三庵が大切にしていることは、和食は「家庭料理」であるということ。和食の店は数多く存在する。しかし、家庭で和食を振る舞うことができる人ばかりではない。時代が変わり、調理機器、食材などが変わっても、和食に用いる食材やだしの取り方など、基本は変わっていない。その家庭料理の基本を正しく伝えることは、和食文化を次世代に正しく伝えることでもある。和食文化の担い手を育てる「和食専科」では、だしの取り方や知識、米の研ぎ方といった、家庭でもできる和食の根幹から学ぶことができる。
Promise
一二三庵の本来の姿は日本料理の料亭。その一二三庵が料理教室をスタートしたきっかけは、常連客の「娘に和食の文化を伝えたい」という言葉でした。今、和食が世界から注目を集めていますが、外国人から「和食のつくり方を教えてほしい」「だしのうま味について教えてほしい」と質問を受けた際、うまく答えられなかったというエピソードを多くの日本人から耳にします。一二三庵では、和食を海外に広める前に、まず日本人こそが自身の文化である和食について深く理解すべきという考えに基づき、料理教室を開催しています。
一二三庵日本料理教室
- 2017年 体験・サービス部門 受賞
- 部門: 体験プログラム