燗鍋 螺鈿蓋シリーズ

本商品は、高岡鋳物・高岡漆器の職人の技術で一つ一つ手造りされた酒器セットです。
燗鍋は懐石で使われる酒を注ぐお道具ですが、金属の保温性、保冷性を活かし、冬はあたたかく、夏は冷たく、おもてなしの気持ちをテーブルに咲かせる、釜師喜多庄兵衛の技術が生きる鋳鉄の粋な酒注です。
替蓋には、高岡漆器の螺鈿技術で、お目出度い図柄（吉祥文）や富士山、山水などの日本の風景図柄などを表現しました。
高岡錫器の盃は飲み物をまろやかにする効能があるとされ、錫の器の底に桜一輪を鋳込み、また五角形の梅の器は、五角（合格）の願いが込められた器です。
不二盆は古い文献に掲載されたお盆を現代の技術で再現しました。花びらは高岡漆器の螺鈿、雪嶺は金彩で仕上げ赤漆に螺鈿、金彩と相まって上品に仕上がりました。
お盆の形状は富士山、燗鍋は桜など、春の宴席に彩りを添え職人の心意気が感じられる道具としての枠を超えた上品な酒器セットです。
70余年にわたり、鋳物を扱ってきた弊社が取り扱う製品は、鋳造、研磨、着色、象嵌のすべての工程に伝統工芸士の資格をもつ職人がひとつひとつの工程に責任を持って丁寧に仕上げています。