STYLEふくさ
日本古来の奥ゆかしさ、心遣いを表す袱紗
装いを新たに、現代の日常シーンに調和する
金品を手渡す際に包み覆う「袱紗(ふくさ)」。日本の伝統文化で、日本人らしい奥ゆかしさときめこまやかな心遣いの表れでもあった。近年、衰退傾向にあるその伝統を見直すきっかけにと、国内でも珍しい袱紗専門メーカーが考えたのが、従来の袱紗を大胆にアレンジした「STYLE(スタイル)ふくさ」である。これまで袱紗では、紫色で和柄、ちりめん生地とほとんどの人が似たような色、柄を使っていた。そこに用途やライフスタイルに合わせて好みのものを選べるように、裏表使える「リバーシブルふくさ」や使用後折り畳める「コンパクトふくさ」、クリアファイルのように使える「ポケットふくさ」など多数用意したのだ。柄や色も和風にこだわらず多種多様で、日常風景に溶け込む新しい袱紗である。
受賞者の声
日本の伝統文化で、日本人の奥ゆかしさときめ細やかな心遣いを気持ちとともに表している「ふくさ」という文化が、近年衰退化し、お祝いお悔やみの気持ちを表す作法も簡略傾向が感じられます。しかし、日本人の心の奥底にはある心、感覚だとも感じています。そこで老若男女の日本人の方々にこの文化を見直していただけるキッカケになればと開発しました。デザイン、機能的にも新しい発想を持ち込んで伝統の文化を踏襲した他にはない「スタイルふくさ」を立ち上げました。今までの「ふくさ」は紫色、和風の柄、ちりめん生地のものが主流でほぼ皆が持っているものは同じものでした。「ふくさ」を使うシーンはお祝いやお悔やみ、感謝の心持ちになっている時だと思っています。人生の特別なシーンです。贈る方も送られる方も特別な感覚と高揚感を体験し日本固有の奥ゆかしさも感覚として体験できる、お道具だとも思っています。