組紐ブレスレット
AYAMI JEWELRY(東京都)
伝統の美しさと新しい感性
二つの思いを編んだ組紐ブレスレット
この「組紐(くみひも)ブレスレット」は、日本の技術や日本製の素材にこだわるジュエリーデザイナーと、組紐職人の二代目平田竹峰氏が出会い、思いが重なったことで誕生した和魂洋才のブレスレットである。平田氏がこだわるのは、日本の歴史ある技術と国産の絹糸。平田氏は約100人もの組紐職人を束ねる「親方」。組紐の組み方は一つではなく人それぞれで、本来は組紐職人たちもそれぞれ得意とする組み方は異なる。しかし、このブレスレット用に組み方、長さなどを指定することで品質を均一化し、組紐の量産を可能にしているのだ。組紐の柄、色にジュエリーが最も映えるよう計算されたデザインは、伝統の美しさと新しい感性、二つの思いを演出している。
受賞者の声
私自身、日本の和装への憧れや着物文化に誇らしさを持ちつつも、なかなか着る機会がなく興味・関心だけでした。「和」の誇りと憧れ、伝統を守り続けていく職人の想いを身近に体験していただきたいと強く感じ、ジュエリーと日本の伝統「組紐」を組み合わせました。ある夏、海外の知人へ贈り物をしようと日本で扇子を探していたところ、日本製の扇子が全く見つからず、全てアジアの機械生産品ばかりでした。日本の文化や伝統技術を、より身近に感じてもらいたい!受け継がれてきた美しさと、新しい感性の組み合わせから生み出される「今の日本」を伝えたい。これが、私の考えるおもてなしの形です。