完熟十郎梅干
昇珠園(神奈川県)
伝統と土地の宝を絶やさぬように
思いが詰まった正統派梅干し
日本古来の伝統食品、梅干し。しかし近年では、梅干し本来の酸味を軽減した商品も多い。そんな中、地元・神奈川県小田原市の特産「十郎梅」を用い、本来の梅干しの味を世に残していこうとつくられているのが、昇珠園の「完熟十郎梅干」だ。「十郎梅」の特長は、皮が薄く果肉が厚く、クエン酸を多く含むこと。その特性そのままに、食べると実が口内にじゅわっとあふれ、昔ながらの梅干しの酸味が舌を心地よく包み込む。木から自然落下した完熟の実だけを使用し、塩のみで漬け込むシンプルな製法がこの味を生み出すのだ。小田原市の中でも、限られた場所でだけ栽培できる「十郎梅」。「完熟十郎梅干」は、伝統の味わいと地域特有の財産をともに守り続けることにもつながっていく。
受賞者の声
南に相模湾、西に箱根連山。日本一の富士山を見渡す温暖な気候と、自然に恵まれた小田原曽我梅林の中に昇珠園の梅畑はあります。「本当に良い物、美味しい物を作りたい」そんな園主のこだわりで毎年当園で栽培、収穫される樹上完熟梅のみを使用し昔ながらの味を大切に一つ一つ丁寧に心を込めて作り上げております。神奈川県を代表する小田原の十郎梅は皮が薄く果肉たっぷり。そして樹上完熟の梅で作る十郎梅干しはふっくらと柔らかでフルーティーな香り豊かな梅干です。