紗々羅
紗々羅 (岐阜県)



イメージを具現化した客室
古民家から取った木材や建具、海外で集めたアンティーク家具などから日夜イメージして改修を繰り返すので、いつ訪れても新鮮。蔵のような和室やアンティーク調の洋室など、個性派ぞろい。



女性が喜ぶスパやエステ
女性好みの客室だけではなく、スパやエステ、貸切風呂など女性のための設備にもこだわる。巨木の根を浴槽にした「根っこ風呂」や2種類の岩盤浴など、一度では味わい尽くせない。



歴史と伝統が薫る名湯で
癒やされる
下呂温泉の泉質はトロリとしながらもツルツルサラサラの手触りで、別名「美人の湯」とも呼ばれる。大浴場はもちろん、客室の露天風呂や貸切風呂など全てでその泉質を楽しめる。



地産の食材を用いた自慢の料理
通常のコースだけでなく、名物「飛驒牛づくし」や土鍋で炊いた下呂の銘柄米「龍の瞳」なども用意する。部屋食か個室の食事所のいずれかでいただけるので、プライバシーが守られ安心だ。
Value
多くの旅館には女将を中心とした文化が根付く。しかし紗々羅は違い、元は民宿。今の社長が受け継いだ1986年に、温泉旅館にくら替えした。良い意味で伝統がなかったため、当時は斬新だった女性を狙ったコンセプト、女将ではなく社長の思いを反映させた内装など、伝統的な温泉旅館の枠にとらわれないアイデアを次々に実現した。奇をてらったわけではない。温泉と料理という強固な土台があるからこそ、アート感と「遊び心」満載のアイデアが一層映えるのだ。カップルや夫婦、そして女子旅で何度訪れても楽しめる宿である。
Promise
先代が営んでいた民宿を受け継ぐ形で始めた温泉旅館です。建築関係で働いた経験を生かして思いを100%反映させた館内は「紗々羅」ならではのもの。お客様は当初から女性、カップルが中心ですがそれに甘んじず、女性の好みを追うのではなく先取りできるようにスタッフ全員で感度を高めています。「こんな客室があったら面白い」と感じるとすぐに実行に移します。旅館を舞台に遊び、人生を楽しんでいるという感覚です。客室の選択などを通して、お客様にも宿泊前からその「遊び心」や「楽しみ」を体感いただけるのです。
紗々羅
- 2018年8月発表 体験・サービス部門 受賞
- 部門: 宿泊施設