組紐体験
真澄結びのKTP (福岡県)



「本物」の絹糸を用いる
こだわっているのは、本物の素材を使うこと。絹糸は現在職人が徐々に減少しており、入手が難しくなっているのだが、産地を直接訪ね足で集めている。時には自ら糸を染めることも。



使う道具も「本物」
組紐を作るのに用いる台は幾つもの種類があるが、すべて伝統的な桜製の台を使う。昔と同じ道具を用いることで、継承されてきた本物の技術を体験できるという考えからだ。



好みの色合いを選べる
まず行うのは、使用する絹糸選び。スタッフがあらかじめ美しい色合いになるように絹糸のセットを準備しているのだが、その種類は100以上。必ず好みの色合いが見つかる。



伝統と現代の文化を融合
組紐自体は昔ながらの手法で作るが、その用途は現代に即したもの。ブレスレットやアンクレットにピアスなど、伝統技術をうまく現代のニーズに落とし込んでいる。
Value
日本のみならず世界各国・地域に配給された人気アニメ映画にキーアイテムとして登場したことから、若い世代や外国人にも認知度が高まった組紐。しかし、安易に流行に迎合せず、かたくなに本物の素材と工法にこだわったところが、逆に支持を集める秘密になっている。絹糸ではなく安価な化学繊維を、組台も桜ではなく合板を用いてコスト削減を図ることをせず、ただ愚直なまでに伝統にこだわるからこそ、組紐に親しんでいなかった若者や外国人観光客からも「本物」と感じてもらえ、リピーターやファンを生み出すのだ。
Promise
コスト削減や効率化にとらわれず伝統にこだわり続けるのは、代々継承されてきた組紐という伝統工芸品を国内外の人々に広めたい、という一心からです。組紐は古来の素材である絹糸で作れば切れることはほとんどなく、だからこそ人と人との絆や縁を結ぶ象徴としても用いられるのです。その本物の組紐を、時代に即した形で広めていきたい。そのため、手軽に作れて身に着けられるブレスレットなどの制作体験にしています。英語が話せるスタッフもいますので、外国人の方でも安心して体験していただけます。
組紐体験
- 2018年 体験・サービス部門 金賞
- 部門: 体験プログラム