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2018年 金賞 2018年 特別賞

平安貴族の装束を体験「十二単記念撮影館 雪月花苑」

株式会社弥栄(京都府)

平安時代、貴族の女性たちが正装として着装した十二単(ひとえ)。何枚も着重ねた「重ね」と呼ばれた装束の配色で、季節の移ろいを表現していた。平安時代の女性にとって十二単の着こなしは自らの知性や教養を表現するもの。平安時代の京都では、女性たちが「重ね」のセンスを競い合ったという。十二単を始めとする平安装束は現在でも皇族が儀式の際に身に着けるなど、その伝統は受け継がれている。京都・伏見深草の「十二単記念撮影館 雪月花苑」では、その本物の平安装束を身にまとい「源氏物語」の世界を味わうことができる。身に着けると、平安装束は重く動きづらい。しかしそれを体験することで、「源氏物語」の世界の文化や風習を、まるでその時代に生きているかのように実感できる。平安時代、高貴な位の女性が、実際に目にしなくても、几帳(きちょう)の向こうに装束のきぬ擦れの音だけで愛しい人の存在を感じていたように……。

株式会社弥栄(京都府)

2018年 金賞/特別賞(ANA EXPERIENCE JAPAN)
ジャンル:体験プログラム