• 絢爛豪華な「美」と職人の「技」
    金箔工芸を本場「加賀の国」で体験

金箔貼り体験

株式会社金銀箔工芸さくだ(石川県)

箸や皿、小箱を彩る金色にきらめく桜や灯籠といった和柄。これらはすべて、金箔工芸によって描かれたものだ。世界に金箔を製造する国は数あれど、日本の金箔は類いまれなる「薄さ」を誇る。極限の薄さまで打たれた金箔は、どんな造形にも対応し、まるで吸い付くように一体化する。国内金箔生産の99%以上を占める石川県・金沢が誇るこの匠の技術を見学し、その一端を自らの手で体験できるのが、金銀箔工芸さくだの「金箔貼り体験」である。金箔工芸を目にすると、その絢爛豪華な美しさに目を引かれ
るだろう。しかし、その「美」は職人たちの地道で丁寧な準備工程に支えられている。3カ月にもわたる準備工程は、昔ながらの手作業が多く、職人たちの熟練の技が求められる。さくだの金箔貼り体験は、「美」の裏側にある伝統的な技法、本物の技に触れながら、世界に一つだけのオリジナル金箔工芸を作成できる。加賀百万石の地に受け継がれた美と技の共演をぜひ体験してみてほしい。
Experience
金箔を自分好みにデザイン

金箔を自分好みにデザイン

金箔のデザインは用意された絵柄の型から選ぶのもよし、型に日付などのプラスアルファを加えるのもよし、一から自分でオリジナルデザインを書き起こすのもよしと自由だ。

金箔を貼る対象も自由

金箔を貼る対象も自由

金箔を貼りつける対象も、人気の小箱や定番の箸だけではなく、木製のペンダントまで自分の好みに合わせ自由に選べる。最近増えてきた外国人観光客に人気なのはミニ桜箱だそう。

伝統の金箔打ち技術に触れる

伝統の金箔打ち技術に触れる

金箔づくりの難しさは、金箔を打ち延ばす際に金を包むために用いる「紙」づくりにある。伝統的な天然由来の原料だけで3カ月もの月日をかけてつくられる「紙」にも注目したい。

意外な副産物も購入可能

意外な副産物も購入可能

金箔づくりに必要な「紙」は、実は化粧直しの際に使用する「高級あぶらとり紙」としても用いられる。金箔打ち技術を応用した独自製法でつくられる「高級あぶらとり紙」はお土産に最適。

Value

1 万分の1ミリという薄さまで金箔を打ち延ばす技術は、江戸時代から脈々と400 年以上もの期間受け継がれてきた匠の技。タイやミャンマー、中国にロシアと、世界に金箔を製造する国は数あるものの、ここまでの薄さを実現できる職人はごくわずか。江戸時代には幕府により江戸と京都以外での金箔打ちを厳しく統制されながらも密かに製造を続け、苦難を乗り越えながら継承されてきた「本物」の技術なのだ。そのような歴史的背景を持つ匠の粘り強く丁寧な仕事があればこそ、目を見張るような美しい金箔工芸をつくることができる。

Promise

創業1919 年の「金銀箔工芸さくだ」は、まもなく100 周年を迎える金箔屋の老舗であり、金箔貼り体験・金箔製造の見学・各種箔工芸品の購入がまとめてできる総合施設です。金沢で金箔製造が根付いた理由は二つあります。一つは静電気が起こりにくい湿度の高い金沢の気候と良質の水に恵まれた風土。そしてもう一つは、苦難の時代にも耐えながら地道に手間のかかる技術を受け継いできた職人たちの根気にあります。産業技術が発展した今日でも、上質な金箔は職人たちの手作業による「本物」の技術なしには出来上がらないのです。

金箔貼り体験

2017年 体験・サービス部門 受賞
部門: 体験プログラム

受賞企業名:株式会社金銀箔工芸さくだ